稽古場っ!

役者
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役者の卵で舞台の稽古はどんな感じなのか知りたい

そんな人へこんなことやってるよ〜というお話を

 

 

稽古期間

  • 舞台のどれくらい前から?
  • どう進めるのか?
  • 若手の出席について
  • スタッフさんの話

求められるもの

  • 新しいスキルもいいけど今の自分を
  • 僕の失敗談
  • 次に続いた話

 

稽古期間について

 

大体、本番前2ヶ月前からが多いイメージ

毎日やってるところもあれば

飛び飛びの稽古の時もある

僕が出演した劇団は本当に毎日やってるところでした

平日大体16時〜21時くらい、土日は13時〜

結構、時間を拘束されます

なので僕はバイトを夜勤にしていました

なので時間の管理は大変です。特に新人ならば

そして、本番まで3週間前から稽古回数5回くらいの現場もありました

 

舞台稽古はどう進んでいくか

 

台本が出来上がってる環境ならば頭から

もしくは出演者が揃っている場所

これは演出家(+演出助手)次第だったりします

 

効率の良い劇団ならば尺者の出席率が多いシーンと

香盤表(どのセクションで誰が出ているかの表)から

パーツのように進める演出家

 

頭から順々に代役を立ててやっていく演出家もいます

どちらにせよ、役者が少なければ稀に新人枠が代役をしたりもします

大変だけど毎日行ってるとチャンスが・・・

 

若手の出席率について

 

入りと出の時間はバラバラですが

結構多くの新人は毎日来ていました

強制じゃないんですが

  • 稽古回数が必要なこと
  • チャンスがあること
  • 先輩との接点が多いこと(重要

こういった理由で真面目に出席してる人は多かったです

ちなみに出席率が少なくて出番が減った人

要求水準に達しなくて咎められた人

結構います(後次回作に呼ばれません

 

出席するとやる気あるんだなと見てもらえます

ですが体調不良や、用事がある場合仕方ないです

そこまで鬼じゃないので管理している

制作(管理)さんにちゃんと伝えていれば大丈夫!

後述する求められることにも書きますが

時間が取れなければどこで稽古するかが大事です

 

先輩は結構みんなのことを見ています

頑張ってる、伸びている

そういった人はちゃんとチェックされてるので

無理のない範囲で頑張りましょう〜

 

スタッフさんの話

 

スタッフは毎日来ません

何故なら出来上がった作品に付随する仕事だからです

出来上がった物語にイメージカラーやBGMをつけたりする

どういう舞台セットかを説明しに来ます

主に

  • 監督
  • 美術
  • 照明
  • 音響
  • 衣装・小道具
  • (制作・製作)
  • (プロデューサー)

 

・舞台監督さん

劇場でやっている時の責任者に当たる人

大きい劇場だと複数人いますが

300人くらい(小劇場)なら一人+助監督さん

舞台の流れを把握して現場運営してくれます

他・小劇場だと後述の美術さんと兼業されている方が多いです

 

・舞台美術さん

舞台のセットを考える人

素舞台だといなかったりしますが

大きなセットのパネルだったりを作ってくれる人

臨場感を増すために美術さんと

綿密に打ち合わせする演出家もいます

 

・照明さん

舞台上の照明を操る人

実は舞台の一番最後に詰め込む苦労人だと

僕は思っています(セット準備が劇場だけなので)

明るい昼や、夕方の赤、夜の青

それ以外のイメージの視覚化のスペシャリストです

最近はLEDやムービングが増えて

びっくりするイメージを作っています

 

・音響

僕が裏方で携わる部門です

主にBGM(背景音楽)SE(環境音・効果音)を扱う人

曲で盛り上げたり、さりげない風や小川のせせらぎ

地震から落雷・火山の噴火などなんでもできる人です

僕は音響効果(サンプラー:剣戟打撃等)を扱うんですが

時代劇風・SF風だと結構やることの多い部門です

他、客に声を届けるための拾いマイクを同時作業する音響さんもいます

ミュージカルみたいにマイクが多い場合は専門のPAさんがいたりします

 

・衣装・小道具

多くの劇団が自作でやっているところが多かったりしますが

衣装や小道具を外注する劇団も少なくないので

採寸や試用で来ていることがあります

それを専門にやってる方も多く

コスプレイヤーの道具制作の参考になったり・・・

ギミックのある武器とか見せていただいたことがありますが

すごかったです

 

ここからは大規模だったりするといらっしゃいます、という方

 

・制作・製作さん

各々意味は厳密には違うのですが

チケット周りやお客さんの誘導などを担当する人

チームとして動いていて

劇団によっては団員がやっていたりします

スケジューリングやチケット管理などをされているので

接する頻度が多い人たちだと思います

 

・プロデューサー

よほど大きい舞台じゃないといらっしゃいませんが

9000人規模の舞台ではいらっしゃいました

協賛で出資してくれる会社の方が見えることもあります

 

 

若手に求めれらること

 

・新しいスキルもいいけど今の自分を

結構欲が出てきてあれもこれもやろうとしちゃうんですよね

「これできますか?」と言われてできなかったりしたら悔しいし・・・

でも重要なのは、今できることを最大限提供できる

その上でちょっとずつ増えればいいと思います

そもそも最初は誰もできないところから始まったので

 

・僕の失敗談を交えて

上にも書いたのですが「できる?」と聞かれて

できないのってすっごく悔しいんですよね

で、無理して体を痛めました・・・

 

まず、新人一人減るとフォーメーションとかが大変です

その光景が見たい演出家さんが多いので

潤沢に若手がいるといいんですが

少数でやってるとご迷惑をかけます、かけました

 

本番には体は戻ったのですが

多分想像以上の出番が減りました

これは僕の初舞台での話です

 

なので本当に無理せずに

やれることを精一杯頑張りましょう

 

 

・次に繋がった話

と、失敗をした僕なんですが

劇団員が知り合いだったので

次の次の舞台に呼んでいただけました

(体の大事をとって1回自粛)

その時に初めてスタッフ側をすることになったのですが

その経験は表に立ってるだけでは知れないものだったので

結果、よければ全てよしといった感じです

以降、スタッフ側で10年以上続けているので

本当何が繋がるかは分からないものです

そのお話はまた後日に・・・

 

 

大事なのは「真面目に一生懸命頑張ること

見てくれる人、先輩から声がかかることが大事です

 

さて、長々と書いてきましたが

舞台ってこんな感じです。

舞台は新人大歓迎です

今は自粛期間で色々な劇団が燻っています

「公演やります!!!」

となったら募集もするでしょう

役者を目指す人は調べてみると結構出てきます

見に行って、最初の一歩踏み出してみてください

できなくてもいいから一生懸命に!!

 

それではまた次の記事で〜

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